- 投稿日:2018年5月30日
- (最終更新:2018年6月11日)
※免責事項
可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、この記事の内容はあくまで私見です。
万が一内容に誤りがあったとしても、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いかねますのでご了承ください。
体調に異変を感じた場合は、当ブログの情報や自己判断ではなく、医療機関を受診するようにしてください。

\この記事は私が書きました/
ジャンパー膝って聞いたことありますか?
ジャンプが得意な人の膝のことを言うのかな?
そんなイメージを僕は昔持っていました(笑)
簡単に説明すると、ジャンプ動作が要求される、
バスケットボール、バレーボール、陸上競技(ジャンプ系)などの種目で、
膝に負担が繰り返しかかることで、腱の微小断裂や変性が生じる障害のことです。
このページではジャンパー膝の症状や合併症について解説します。
ジャンパー膝とは?
ジャンパー膝とは別名、膝蓋靭帯炎といいます。
わかりやすくいうと膝蓋靭帯の炎症ですね。
膝蓋靭帯の場所は、膝のお皿の下の部分になります。
膝蓋靭帯は太ももの前の筋肉である、人体の中でも最も大きい筋肉である
大腿四頭筋とつながっています。
膝蓋靭帯は激しいジャンプやランニングを繰り返すことによって
この大腿四頭筋を硬くしてしまいます。
大腿四頭筋が硬くなると膝蓋靭帯も引っ張られ、膝蓋骨の部分で
摩擦が起きやすくなります。この摩擦により膝蓋靭帯に微小な断裂が起き、
膝に炎症がおこり、膝に痛み(ジャンパー膝)が出ると言われています。
ちなみに大腿四頭筋は
「外側広筋」「中間広筋」「内側広筋」「大腿直筋」
という4つの筋肉から構成されています。
ジャンパー膝の症状は4つに分類される
痛みを訴える場所は、お皿の上とお皿のすぐ下と膝蓋靭帯の下の方の
3部位に分けられ、最も多く痛くなる部位がお皿のすぐ下(膝蓋骨下極)です。
① 1期
運動開始直後、運動終了後に膝蓋骨に痛みが生じますが、
運動は可能な時期です。運動中は痛みは感じません。
②2期
運動開始時と運動後には痛みがでますが、準備運動中に徐々に痛みが
和らいできます。また、運動中には痛みはありますが軽快します。
スポーツの継続は、この時点では可能なことが多いのですが、
専門医の診察が必要な時期です。
③3期
運動中、運動後ともに痛みが強く、痛みのためにスポーツの継続が困難となります。
④4期
膝蓋靭帯の断裂が生じます。歩くことですら痛いです。
痛みは、特にダッシュやジャンプの動作で強く、
ジャンプでは着地動作での症状が強くなる傾向にあります。
ジャンパー膝の検査と診断
☑膝蓋骨の直下、もしくは直上に圧痛があり、時に腫脹や熱感を伴う。
☑レントゲンでは異常が認められることは少なく、稀に膝蓋骨下極の
骨延長や骨棘が形成されている場合があります。
☑MRIでは膝蓋腱が炎症で肥厚している事を見つけられるかもしれません。
レントゲン・MRIでは異常が見られる場合が少ないので、
膝蓋靭帯そのものに圧痛や運動時通などが見られる場合
ジャンパー膝と診断しても問題ないでしょう。
ジャンパー膝の改善方法
基本的には、手術は必要ありません。
保存療法で経過を見る場合がほとんどです。
保存療法でスポーツの中止、安静、大腿四頭筋のストレッチ、
温熱などの理学治療、消炎鎮痛薬の投与などが組み合わされて行われます。
症状が軽い場合には、ストレッチの併用でスポーツ活動の継続は可能ですが、
2期以上に進行している場合にはジャンプ動作の
制限やスポーツの休止を指導します。
スポーツを継続する場合は、深くまでしゃがみ込む動作を避けるようにしてください。
症状が強く難治性の場合には、ステロイドの注射
膝蓋腱の変性部分の切除や
膝蓋骨へのドリリングなどを行う手術が施行されます。
ジャンパー膝の良い予防法、悪い予防法
良い予防法
☑お風呂に10分浸かり温める
☑正座を30分して太ももの筋肉を緩める
悪い予防法
☑冷やす
☑サポーターをする
☑テーピングをする
一般的にはこの3つの予防法をやりガチです。
この3つをすると一時的に痛みは軽くなります。
ただ、長期的にみると血流が悪くなり筋肉が硬くなります。
筋肉が硬くなると痛みを感じる物質が増えて、結果、痛みが増え、
回復が難しくなることが僕の経験上、多い傾向にあります。
ですから、運動後、膝に熱間や腫れがあったとしても決して冷やさないで下さい。
そして、運動中もサポーターやテーピングで膝を締めつけないで下さい。
お風呂で膝を温めて、正座で太ももの筋肉を緩めても、
なかなか痛みが引かない場合は、
体の歪みが原因で膝に負担がかかっている可能性が高いです。
この場合は整体院で体の歪みを整えることをオススメします。
あっさり痛みがなくなることが多いですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここではジャンパー膝という、普段は聞かない症状について
解説していきました。
実は僕も高校時代、ボート競技を行っていたため、
足を鍛えるために3重飛びを部活が終わってから家で行っていました。
「運動後に少し痛みがあるな」と思いながらも
3重飛びを毎日行うことを初めて半年くらいでしたでしょうか。
膝蓋骨の下に痛みが出て、本職であるボート競技が1か月くらい
できなくなった時期がありました…(笑)
僕の場合はストレッチや近所の接骨院で筋肉を緩めてもらったり
することで痛みがだんだんマシになっていき
3重飛びは週に2回くらいにするようにすることでその後は一度も
痛みが出ないところまで改善しました。
軽度の場合は整骨、整体院でも改善は可能だと思いますが、
症状が重い場合は一度整形外科さんに相談してみてください。
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