- 投稿日:2018年3月30日
- (最終更新:2018年5月11日)
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\この記事は私が書きました/
手首の骨折は一般的には高齢の方が転倒した時に手をついた衝撃で起こりやすく、
骨折の好発部位の1つとなっています。
また、スキーで転倒したなど強い衝撃でも起こるので若い方にも手首が骨折することもあります。
今回は手首を痛めた時に骨に異常がある場合は危険であるということと、
どのように対処すればいいかのというお話をしていこうと思います。
手首周辺で最も好発する骨折とは?
まず、手首周辺で骨折が起こりやすい部位は橈骨遠位端部です。
この橈骨遠位端部に起こる骨折は先ほどお話しした通り、
高齢の方が転倒した際に手をついた衝撃で起こったり、
スキーで転倒をした際に手をついた時の強い衝撃で起こります。
この橈骨遠位端部骨折について詳しく載っている記事があるので興味のある方はこちら得どうぞ!
舟状骨骨折は危険??
舟状骨とは2本からなる前腕の骨と、手の骨の間に存在する8つの骨(手根骨)のうちの1つです。
この舟状骨が8つの骨のうち、最も負傷しやすい部分となっています。
舟状骨も転倒したときに手をついた衝撃で骨折しやすく、
この舟状骨が骨折すると血液の供給が妨げられる危険性が高く問題が発生することがあります。
血液供給が滞ると、骨がうまく治癒せず、
変性またはつぶれたりすることがしばしばあり、
骨が元の状態のように接合しないこともあります。
また骨壊死という骨の組織が死ぬことがあり、
こういった場合は変形性関節症や障害が起こります。
これらの問題は舟状骨骨折の中で大体5~10%の患者さんに発生し、
適切な治療を行っていても発生することがあります。
痛みの特徴
舟状骨は手首でも親指側に位置するため、手首の親指側が腫れたり、圧痛を感じます。
特に、手首を回す、捻るといった動きで痛みを強く感じます。
このような場合は病院に行ってレントゲンやMRI、CT検査をすることをお勧めします。
骨折している場合や疑いがあるときにはギプスで固定、時に手術が必要になります。
ギプスで固定するのは最長で8週間で骨がしっかり治るまでには3~4カ月と言われています。
使い過ぎにより骨に異常が起こる場合もある??
キーンベック病という手首の骨である月状骨に異変が起こる症状があります。
この症状は、大工など手を頻繁に使う仕事をしている若い男性に多いです。
しかし、女性や高齢の方にも発症することが見られ、幅広い年齢層で起こると言われています。
このキーンベック病とは、月状骨と呼ばれる手首の骨が、
血行不良により壊死を起こし潰れるために、手首の痛みや握力低下などの症状が現れます。
初期段階では、手首を動かしたときのみに痛みを伴うだけですが、
次第に安静にしているときにも痛みを伴うケースがあります。
さらに症状が進行すると、手首の関節を動かしにくくなったり、
握力の低下、手首の周辺が腫れることがあります。
早めに病院で受診しましょう
手を使うことの多い仕事では予防することは難しいこともあります。
そのため、手首の痛みが1か月続く場合はキーンベック病の初期段階の可能性があります。
症状が進行する前に病院で受診することをお勧めします。
一番は安静にすること
キーンベック病と診断された場合は安静にすることが一番です。
手首に負担をかけるようなことはできるだけ避けましょう。
仕事など、どうしても手を使うことが多い場合はサポーターを付けることをお勧めします。
自宅で出来るセルフケア
キーンベック病は進行してしまうとケアしていくことは難しいですか進行しないように予防することはできます。
お風呂にしっかり入りましょう
湯船に浸からずシャワーだけで済ませてしまうのはよくありません。
しっかりと湯船に10分以上浸かって血流の流れを良くしていきましょう。
水分をしっかり取りましょう
水分不足は筋肉の疲労を起こしやすいため様々な症状が起こる危険性があるので1日に1.5~2リットルは飲むように心がけましょう。
まとめ
手首に起こる異常は危険性の高いものが多いです。
それは手をついて転倒をしたなど強い外力により起こるものもありますが手の使い過ぎにより起こることもあります。
危険性が高いからこそ少しでも不安がある場合は病院で受診するようにしましょう。
もし手首に何か違和感があり、どうすればいいか分からない場合はいつでもお電話をお待ちしております。
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