- 投稿日:2019年1月31日
- (最終更新:2019年2月12日)
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\この記事は私が書きました/
運動ををしたり、指を反らすと
足の指が痛い!
これって外反母趾って言うのかな?
足の親指が曲がっているし・・・・
とりあえずネットで状態を検索してみよう
そんな状態でお困りではありませんか?
この記事では外反母趾と同じで足の指が痛くなるという
症状の強剛母趾についてお話をしていきます。
強剛母趾とは?
足の指の痛みが発生するというと外反母趾というイメージが強い方が多いと思われます。
ですが、外反母趾と比較するとあまり知られていない、「強剛母趾(きょうごうぼし)」という同じように足の指に痛みが発生する症状があります。
あまり聞いた事がない名前ですよね。
どういう状態なのか?と疑問を抱かれると思います。
外反母趾と同じで「母趾」という言葉は親指という意味があります。
強剛とは固まるという意味合いです、ですから足の親指の付け根の関節が固まってしまう状態の事を言います。
外反母趾との違いは?
外反母趾と強剛母趾の違いについて理解しづらいのでご説明していきます。
外反母趾では親指の関節の部分が外側に向かって曲がってしまいますが
強剛母趾の場合は、この様に外側に向かって曲がる事はありません。
さらに外反母趾では指の方向自体が曲がりますが、指を曲げたり伸ばしたりすることに対して痛みなどは生じる事はありません。
強剛母趾は名前の様に固まるという特徴がありますので、曲げ伸ばしが困難になり可動域がかなり制限されたり痛みが発生します。

<このように足の指を曲げると痛くて困難>
可動域が制限されているのは関節部分が変形している様子が原因であり、直接的な引き金になっているのは関節の中の腫脹や、関節と関節の間が狭くなる節狭小化です。
その他の状態としては、骨が棘のようにとがってしまう事も原因となり様々な状態により可動域に制限が出ます。
関節に変形が起きる原因は怪我や遺伝、歩き方・履き物・肥満・過度な運動など様座ですが現在の医療技術ではハッキリとしていません。
ただ、当院に来られる強剛母趾の方々の多くは歩き方や足の指のストレッチを指導させて頂くと痛みが再発しにくいので、筋肉や足の使い方に問題がある方が多いのではないかと考えています。
ですが、さきほどのように骨が棘のようになっていたりする方もおられますので
おかしいと思ったら一度レントゲンを撮ることをお勧めします。
病院ではどういう対応になるのか?
まずはレントゲンにより骨の状態の確認となります。
写真を撮ることにより、骨の曲がり具合や棘がないか?
骨が割れたりしていないか?などを見ていきます。
病院での一般的な対応方法は
・湿布
・痛み止め
・注射
など、医師の判断で選ばれ経過を見ながら対応して頂けます。
ですから、腫れや痛みがある場合は
まずは整形外科に行きレントゲンを撮ることをお勧めします。
そして医師が診察をした結果により重度であると判断された場合は手術が行われます。
強剛母趾における手術内容は関節を固定することなく骨を切り、正しい状態になるように繋ぎ改善させるという方法が一般的です。
インソールについて
歩くときの動作や地面に対しての足の置き方が原因となっている事もあります。
病院などで診察されて歩き方が悪いということになる時は、歩き方の改善のために
インソールを用いられる事もあります。
インソールは足の甲の部分を本来の状態よりも少し高い位置に持ち上げて、足の裏の横方向への
広がりをより良い状態にさせれる事ができ、歩き方が原因の場合は普段の履き物にインソールを入れる
だけでも痛みが緩和されたり、進行を防ぐ事も可能になることがあります。
自分でできる強剛母趾のマッサージ
この赤い線が足のスジになります。
1,
足のスジを探します。
この赤い線で書いてある所が足の筋で、各指に繋がっていますので5本あります。
2,
親指と人差し指のスジを触ります
3,
そのスジとスジを横方向に開きます
4,
次にしっかりとスジを開いたまま、親指は下に引っ張り、人差し指は上に持ち上げるというように上下にずらします
5,
4を交互に繰り返します
できればお風呂などで何度も繰り返し、始める前よりも少し足が広がったり
上下のずらし加減が広がったりできたら良い感じです。
ただ、初めは硬いのですぐには結果がでないので長い目で見てください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まずは強剛母趾と言う言葉自体もあまり聞いた事がないので
病院などで診断されて戸惑う方も多いと思われます。
外反母趾だと思い、当院に来院される方も多くおられます。
その場合は今回のように外反母趾と強剛母趾の違いをしっかりと説明させて頂いております。
足の指の不調などがあれば何でもご相談下さい。
最後までお読み頂いてありがとうございました。
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